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成功者の考え方~人生の勝算~

前田裕二 人生の勝算

SHOWROOM株式会社の代表取締役、前田裕二さんの著書。その人間味があふれる優しい文章とはうらはら、力強い経営者として経済社会という戦場を生き抜く考え方が惜しげもなく語られている。

それは成功者の考え方と言っても良い。こう考えて努力を続ければそりゃ成功するな、と唸ってしまうほど痛快で合理的な考え方である。その言葉の幾つかを紹介する。

コミュニティの成功に影響を与える最大変数は努力の絶対量

コミュニティの成功を目指すとき、先天的な要素はあります。個人の認知度もそうですし、メンバー、立地など。当然ながらその元々の設定に有利不利は確かに存在するでしょう。

しかし、最も大事なのは努力、言い換えると最大の変数が努力であるといいます。

著者は運命に屈することを強く嫌います。決まった運命に屈するのではなく、後天的な頑張りで結果が変わる、運命は自分で変えられるものでなければならないというのが強い信念としてあります。

努力を続ける人にとってはこれほど力強いエールはありません。

確かに考えてみると、先天的な設定は努力で変えることができます。元々有名な人はいますが、個人の発信も自由な現代では誰でも優秀な発信者になるチャンスがあり、フォロワーを増やすことができます。そこに集まる人も、その気持ちも発信者次第で変えることは可能で、インターネットが距離の壁を壊してしまった今場所の条件もハンデになりません。

努力次第で何とかなる時代。現代は運命を変えることができる時代とも言えるかも知れません。

モノをヒトにぶつけず、ヒトでヒトにぶつかる

モノ消費からコト消費とよく言われるようになりました。モノはインターネットで比較ができ、販売サイトで買うことができます。モノのもつ質で差別化する時代はインターネットが終わらせてしまいました。

消費するものの質がよいことは当たり前の時代です。

今はそのモノでどんなコトができるのか、ストーリーを買う時代。もっと言うと誰から買うのか、ヒトにお金を払う時代になっています。

買う人は常にヒトですが、売る側はモノよりコトの方が、コトよりヒトの方が現代の消費にはマッチしています。

多くの現代人は自分の物語を消費している

現代は自分の物語を消費します。

例えば他人が完璧に作った料理を食べられる高級レストラン。当然その料理の質に満足する人は多く存在しますが、高級レストランで消費されるのは大切な人と過ごすその時間です。

場合によっては高級レストランよりも自分で肉を焼くバーベキューの方が自分の物語を消費するという意味合いが強いかもしれません。

単に料理を食べたり、作品を見たりするのは他人の物語を堪能している作業です。自分で参加して、自分で作り上げるものの方が現代では好まれます。

まとめ

この考えも普遍的なものではなく、あくまで現代がその風潮が強いといったところでしょう。優秀な商売人は変化の激しい社会を厳しく洞察し、絶えず仮説、実験、検証を繰り返します。

著者はこれからも進化を続けるように思います。変化に敏感で、絶えず思考を続ける姿勢に変わり続けるものだけが生き残れるという言葉を思い出しました。